現在は共働き家庭の割合が高く、パート主婦(夫)として時短勤務をしたりフリーランスとして在宅勤務をしたりするなど、働き方に多様性があるところが近年特徴的となっています。この記事では、主婦(夫)の働き方という観点から働き方や価値観に対する違いを見ていきましょう。
パート主婦(夫)の働き方は主に4タイプ
参照元:株式会社インテリジェンス「an report」
主婦(夫)を対象としたインテリジェンスの調査において、以下のような実態が明らかになりました。「子どもの有無」「本人年齢」「時間の融通」などを踏まえると、現在パートタイマーとして働かれている主婦(夫)は、主に4つのタイプに分けられます。
- 「小3」以下の子どもを育てているパート主婦(夫)
- 「小4」以上の子どもを育てているパート主婦(夫)
- 子どもを「持たない」パート主婦(夫)(20~30代)
- 子どもが「独立」しているパート主婦(夫)、または子どもを「持たない」パート主婦(夫)(40~50代)
そして、4つのタイプにはそれぞれの特徴があるといいます。ここからは、各タイプの特徴について考察を加え、解説してまいります。
1.「小3」以下の子どもを育てているパート主婦(夫)
- まだまだ子どもに手がかかる人が多い
- 時間の制約や子どもの急病など、パートと育児との両立に困難を感じる
このタイプの主婦(夫)は、まだまだ子どもに手がかかるため、働ける時間に制限がある方が多いです。たとえば、「子どもの体調がわるくなったとき仕事を休めるか」などを重視しているのが特徴です。ただし、時間の融通が必要となるものの、仕事(社歴)のブランクは比較的短く、短時間でも生産性は高いと考えられます。そのため、採用する企業とっては採用メリットは多くあると考えられます。
2.「小4」以上の子どもを育てているパート主婦(夫)
- 子どもが手離れしつつある人が多い
- 仕事のブランクや自身の年齢、職歴の浅さが悩みの種に
このタイプの主婦(夫)は、子どもが小学生の折り返しを迎えるころですので、徐々に手離れし、少し時間に余裕が生まれる方もいらっしゃいます。一方、「将来の学費を稼ぐためにパートを始めよう」と考える人が増えますが、ブランクや年齢的な不安を抱えていることが多いのが特徴です。
子育てが安定し仕事にエネルギーを使える時期になるため、そうした不安を払拭できるように、無理のないペースで仕事を覚えられるようにしていくことが採用企業にとっては重要なポイントとなります。
3.子どもを「持たない」パート主婦(夫)(20~30代)
- 将来の妊娠・出産を見据えて働く人が多い
- 職種や、通いやすさ、時給などを総合的に考慮してパート探し
このタイプの主婦(夫)は、結婚や夫の転勤機に仕事をやめ、妊娠活動や家事の両立のために正社員ではなくパートを選ぶ人が多いのが特徴です。
時間的な余裕は多少あるが、やりたい仕事や勤務地、時給を総合的に判断して仕事を選ぶことが多く、採用側も働き方に関する情報を豊富に提示することが重要です。
4.子どもが「独立」しているパート主婦(夫)、または子どもを「持たない」パート主婦(夫)(40~50代)
- 子どもの有無をそれほど考慮しないで働く人が多い
- 年齢制限や体力面に不安
このタイプの主婦(夫)は、時間的に余裕があるため、時間の融通を気にしていない反面、年齢制限や体力に不安を抱えている人が多いのが特徴です。
この場合、体力的に無理なく働くことができ、また年齢制限を設けないことが採用条件として必須となります。経験豊富な主婦(夫)を採用することは職場よい影響をもたらす可能性も大いにあるので、採用メリットは大きいといえます。
「時間」や「お金」の余裕が働き方にも影響する
パート主婦(夫)を4つのタイプでみてきましたが、タイプ別にそれぞれ異なる不安や悩みがあるようです。主婦(夫)の方々は、子どもの年齢や時間などを考慮し、タイプとしてどのようにパートを探せばよいか、採用担当の方は、パート主婦(夫)のタイプ別に、どのようなことを求めているのか、どのような不安を抱いているのか、そのような理解にお役立ていただけますと幸いです。
そのうえで、タイプ別にそれぞれの特徴をみて、採用条件が合い、パート主婦(夫)の採用を積極的におこなうことができれば、人材不足の一助にもなるでしょう。
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