普段食べるもので身体は作られると言いますが、実は精神も作られているんじゃないかと感じたことはありませんか?
うつ病患者は食生活が偏っている傾向が強い傾向に
うつ病を患っている人は、健康な人に比べて偏った食生活を送っている傾向が強いそうです。
豪州トレス海峡諸島において、ファストフード店のある島に住む人と無い島に住む人では、血中脂肪酸の組成が大きく異なるほか、それに比例するようにうつ病患者の割合にも差があることが明らかに。
筆頭著者のベルガ―博士らのチームは2つの島で、各100人あまりを対象としたインタビューを行い、食生活やうつ病レベルのスクリーニングをしたほか、血液サンプルを採取した。
全被験者の中で19人は中~重度の抑うつ症状が確認されたが、そのうち16人はファストフードのあるワイベン島の住人で、無いマレー島の住人ではわずか3人だった。
「重度の抑うつ症状のある人は若く、かつテイクアウト食品の摂取量が多かったのです」とベルガ―博士。
血液サンプルを分析したところ、2島の住人には脂肪酸のレベルに差異のあることがわかった。
博士は「うつ病との関連があるとされる脂肪酸は多くのテイクアウト食品にたくさん含まれており、ファストフードのある島の住人の血中にも多くみられました。うつ病の予防効果があるとされる脂肪酸は魚介類に豊富に含まれ、もう一方の島の住人において血中濃度が高かったのです。」
(引用)リンク・デ・ダイエット 世界の最新健康・栄養ニュース
例えばこちらの研究では、重度の抑うつ症状がある人はファストフード食品の摂取量が多いとの結果が出ています。
このように、食事は精神状態にも影響を及ぼすようです。ファストフードはおいしいですが、摂取量をよく考えなければなりませんね。
幸せを感じるにはどんなものを食べればいい?
ファストフードの過剰摂取はうつ病を引き起こし、幸せから遠ざかることが分かりましたが、それでは幸せを感じるにはどのような食べ物を選べば良いのでしょうか?
先程の研究でも触れられていましたが、魚介類にはうつ病を予防する脂肪酸が豊富に含まれているそうですね。
魚介類以外にも、精神に安定をもたらせ、幸福感を感じやすくなる栄養はたくさんあります。
次の記事で具体的に栄養素や食材についてご紹介します!