毎年おなかいっぱい食べる「おせち」。家族で一緒に食卓を囲んだりご褒美としてちょっと豪華なおせちを買ってみたりと、たくさんの楽しみ方があるのも魅力ですよね。
ところで、みなさんはおせち料理に込められた思いやそれぞれの意味をご存じですか?今日は、おせち料理に込められた思いや意味をご紹介します。
おせちの起源
おせち料理は、季節の変わり目に豊作を祝い、感謝し、神様へお供えをしたことが始まりといわれています。お供え物として作られたお料理がおせち料理の始まりなんです。時代が進んでいくにつれ、季節の変わり目に行われる行事にも変化がうまれ、江戸時代の後期には新年を祝う行事のひとつとしておせち料理を食べる風習が徐々に定着しました。
おせち料理に込められた意味
おせち料理は、まるで宝石のように重箱に詰められたお料理が印象的ですよね。見た目にも美しいですが、その一品一品には重要な意味がこめられているのです。
●栗きんとん:黄金色の見た目から、金運UPを願う
●黒豆:「まめに働く」から、丈夫で健康を願う
●昆布巻き:「喜ぶ」「養老昆布」から、不老長寿を願う
●紅白なます:水引のイメージからお祝いを連想させ、一家の繁栄と平和を願う。
●煮しめ:縁起物とされる具材を一緒に煮ることから、一家仲良く暮らせることを願う。
コロナでおせちにも変化が!?新しいおせち料理が続々登場!
おせち料理には手の込んだお料理がたくさん。それぞれ意味が込められており、日本人に長く愛されきましたが、じつは今年おせち料理にも少し変化があらわれはじめています。
ちょっと贅沢なホテルやお料亭のおせち
たとえば、これまではご家族でおせちを作るという方も多かったのですが、コロナウイルスの感染拡大により帰省できない人も多いため、ひとりで過ごす予定の方も多いようです。その結果、実家への贈り物や自分へのご褒美として、高級ホテルや料亭の豪華なおせち料理を予約する方も増えてきています。ホテルや料亭も、外出自粛の方が多いことで悩んでいる方も多いのですが、こうした新しい試みが今の状況を打破するきっかけにもなるのでしょう。
「好きなものだけ!」に応えた100円おせちも!?
「おせちを作るのは面倒」「でも豪華なものはちょっと……」「好きなものだけ食べたい」というような、さくっとおせち料理を楽しみたい方にも知っていただきたいのが、なんとコンビニのおせち料理!1品100円の食べきりサイズのおせちを手軽に楽しめるようになっています♪本格的なおせちではなくても、お正月を楽しめるとうれしいですよね!
巣ごもり正月もおせちで大満足♪
2020年はさまざまな出来事があり、気分が沈んでしまったという方も多いかもしれません。でも、新年のスタートには、重箱にきれいに並べられた宝石のようなおせち料理を存分に楽しんではいかがでしょうか。もちろん、手軽に食べたい方も、好きなものだけ好きなだけ♪自分に合ったおせちをリサーチしてみてくださいね。
食べるときには、ぜひ1品1品に込められた意味や思いを少し思い出して、おいしく味わいましょう♪