在職中の転職活動は、なかなか準備や情報収集の時間が取れなかったり思うようにスケジュールを組めなかったりするなど大変です。なかには、同僚や上司に話せないために「有給を取るのも一苦労……」という方もいるかもしれません。
「離職後、落ち着いて転職活動しよう」という方もいるかもしれませんが、転職エージェントからアドバイスするとすれば、離職後よりも「在職中の転職活動」をおすすめしています。その理由をお伝えするとともに、在職中の転職活動の注意点もご紹介します。これから転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
【在職中の転職活動】を勧める2つの理由
在職中の転職活動をすることをお勧めするのには、大きく2つの理由があります。
金銭面の負担
まずは、「金銭面の負担」についてです。転職活動中には、面接に行くための交通費や場合によっては宿泊を伴うこともあるかもしれません。そのため、金銭的な負担も少なからずあります。また、活動期間が長くなるほどその負担も大きくなりますよね。しかし、在職中であれば収入が安定していますし、そのような心配をすることなく転職活動に専念できます。
精神面の負担
そして、「精神面の負担」も転職活動では大切なポイントです。先述したように、転職活動中は思っているよりも時間やお金が必要で、その分体力も消耗します。選考が上手く進めばよいですが、仮に不採用が続いてしまった場合には心もだんだん疲れてしまいます。
そんななか、もし「離職」してしまっていたら——ブランクが長くなることで気持ちに焦りが出てしまって「本当に行きたい企業」に挑戦する意欲がなくなってしまいます。書類上も、一般的にはブランクは短い方が転職では有利です。じっくりと自分に合う企業を見極められる転職をするためにも「時間的な余裕」ばかりを考えるのではなく、気持ちにゆとりがある状態で転職活動をするのがおすすめです。
参考:【在職中の転職と離職後の転職】実態は?
参考として、厚生労働省の「転職者実態調査」で転職者の離職期間を見てみましょう。離職期間が「なし」は在職中に転職活動をおこなっていることを指しています。
在職中や「1ヶ月未満」の転職が多く、80%以上が4ヶ月未満で転職していることがわかります。そして、期間が長くなるほど割合は小さくなっています。一般的にもブランクは短い方がよいとされておりその方が求職者自身の負担も小さいです。離職後の転職となってしまった場合にはできるかぎり短期間で転職を終える方がよいといえるでしょう。
参考:厚生労働省「転職者実態調査」
在職中の転職活動はこんなデメリットも……
一方で、在職中の転職活動は「とにかく忙しく時間がとれない」というところです。転職活動に充てられる時間は終業後や週末になるため、プライベートの時間を削ってしまうことになります。残業が多い職場や有給休暇を取得しにくい職場では、スムーズに転職活動ができず長期化してしまうおそれもあるでしょう。
また、業界によっては繁忙期などもあるため、その時期に有給休暇を連続して取得するようなことになると職場でのトラブルになるおそれもあります。時間の使い方や気持ちの切り替え、周囲への配慮なども在職中の転職活動で気を付けたいことといえるでしょう。
時間との闘い!うまく転職エージェントを活用しよう
転職したいからといって今の仕事をおろそかにすることはできません。転職は個人の自由ですが、職場に迷惑をかけることがないようにするのは社会人としてのマナーです。気持ちのよい円満退職となるよう、時間の余裕がない在職中の転職活動なら「転職エージェント」をうまく活用していきましょう。
多くの方々に「丁寧な面談」と評価いただいています
ちなみにクラスは、求職者に変わって求人を探すだけではありません。求人紹介の前に国家資格をもつキャリアカウンセラーと1対1で面談をおこない、これまでのご自身のキャリアを改めて考えたりこれからのキャリアプランを話していただいたりする時間を設けています。一人ひとりのキャリア観をしっかりとヒアリングし、そのヒアリングをもとにスキルや適性などさまざまな側面から最適な求人をご提案します。また、選考に際して、書類の書き方や面接対策など一人ひとりのご状況に合わせてサポートしますので自信を持って選考に挑むことができます。
もちろん、選考スケジュールの調整や企業への年収交渉もおこないますので、在職中の忙しい方も安心してサポートが受けられます。これらは在職中におこなうのは非常に大変ですので、エージェントが代行してくれることで面接の準備や企業研究等に専念できるのもうれしいポイントです。さらに、これらのサポートが全て無料という点も転職エージェントを活用すべき理由のひとつではないでしょうか。
これから転職活動を検討している、またはすでに転職活動を始められていて悩んでいる方は、ぜひ当社にご相談いただければ幸いです。
コメント