ママのRework

共働きだからこそ!「ホウ・レン・ソウ」は仕事だけじゃなく家庭でも

前回のコラムでは、「共働きのメリットとデメリット」について書いた。今回はその内容を受け「共働きの夫婦が上手に過ごすために心がけること」を考えてみようと思う。

女性が卒業後に社会へ出て働くことは現代では当然のスタイル。結婚後も変わらず働き続ける女性は多い。近年≪日本の共働き世帯が50%を超えた≫というデータ(参照:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/02/dl/s0224-8h_0005.pdf)が出された。
キャリア志向の女性や、子育てがひと段落して仕事を再開するママたちが増えていることも要因のひとつだろう。「仕事をしたい・続けたい」と思う女性が働きやすい世の中になれば、これからまだまだ共働き世帯は増加していくに違いない。

女性が働きやすい世の中とは…?まずは身近なところから具体的に考えていく。
私が思う「働きやすい環境」とは「家庭の理解」。それをふまえて自身の生活や夫婦関係の改善を振り返ってみた。

◇夫婦◇
◎日常のコミュニケーション
仕事に家事、子育てと時間に追われて、1日が終わるころにはヘトヘトに。子どもと寝落ちしてしまうこともあり、気付くと夫婦の会話が減った気がした。手を借りたい時も十分な言葉で伝えられていないと気付き、日常の会話を意識。そうすることで、家庭でのイライラは落ち着いた。他愛もない話をするだけで、それぞれの思いや状況を理解できたように感じる。

◎感謝の気持ちを伝える
掃除や洗濯など「やって当たり前」とならないように、互いの行為に対して、感謝の気持ちを伝えるよう心掛けている。「ありがとう」や「ごめんなさい」この一言で、心のすれ違いは生じないのだと気付いた。

◎完璧を求めず、リラックス
家事や育児はエンドレス。完璧さを求めると、自分やパートナーをどんどん追い詰めてしまう。そんな悪循環を引き起こさないために、たまには“まあいいか”も大事。

◇地域◇
◎子育ては民間のサポートなど利用する
「こどもが熱!夫婦共に休めない!」なんてこともしばしば。そんな時は民間のサポートを利用。病児保育(http://byoujihoiku.net/list/)やファミリー・サポート・センター事業(http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/ikuji-kaigo01/)は、働くママの強い味方。ひとりや夫婦だけで抱え込まず、誰かを頼ることも子育てには必要。

私が働くにあたり、いろいろなルールを夫婦間で決めてみた。なかなかうまくいかないこともあったので、その都度お互いが歩み寄りながら変更を重ねた。
かれこれ数カ月過ぎた今、働き始めた当初は言えなかった家事や育児の悩み、不安を少しずつ夫に話せるようになった自分がいる。家庭が一息つける場になってきたのだ。

共働きでうまくいく方法は家庭の数だけあると思う。
ただ共通して言えることは、家庭内に穏やかな空気が流れていることが大切なのかもしれない。お互いが仕事の疲れを少しでも充電できる「帰りたい家」。義務的なものではないホウレンソウ(報告・連絡・相談)が夫婦のコミュニケーションとしてあれば、お互いの理解が深まり、結婚後も子育て中も働きに出やすくなるのではないだろうか。

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