ママのRework

私が共働きを始めて感じたこと。そのメリットとデメリット

女性に「仕事」と向き合うターニングポイントがあるとすれば、それは「結婚」であったり、「出産」「子育て」など、自身の人生にとって大きな出来事があった時かもしれない。

なぜこのタイミングで「仕事」について考えることになるのか。それは「これまで通り」に働けるかどうか、またどのような変化が生じるのかといった不安が生まれるからだろう。

パートナーを得たり、家族が増えることで、それまでのような時間の使い方が難しくなる人は多い。特に産後は子どもの年齢に合わせて、働き方や働く時間への希望に大きく変化が表れる。子育てしながら働こうと思うママたちは、一歩踏み出す前から考えてしまう事柄がたくさんあるようだ。

実際、私自身も子育てしながら働くことには、不安があった。ただ、それ以上に、久々に働くということへのワクワクが大きかった。なので、いざ働くと決まった時は喜びと、新しい生活への期待に胸が弾んだ。

そんな私が感じた「産後に働く」メリット、デメリットについて、以下にまとめてみたので紹介したい。

《メリット》
・世帯収入が増加した
世帯収入が増加したことで、家計に余裕ができるだけでなく、毎月の貯蓄額が増え、子どもの進学など金銭的な不安が減少した。

・働くことで社会とのつながりを感じ、自身が成長できた
仕事を始める前、日中は子どもとふたりきり。1日の中で誰かと会話をする時間が短く、孤独感を感じることも。しかし働き始め、多くの方と話すことで、社会と繋がっていると実感。そして仕事面での評価を受け、「社会人として役に立っている」充実感が得られた。

・家庭と仕事のバランスのとり方
「家事や育児の間」「仕事の間」、それぞれ限られた時間内でやるべきことに集中できるので、それぞれの時間で抱えてしまうストレスをうまく分散できる。

・夫婦間で気持ちの共有ができるようになった
働き始めたことで、夫婦で家事や育児を協力し合えるようになった。働くことで家事にまつわる時間の使い方が変わり、家事の分担をしてくれないか夫に相談。結果、休日は積極的に協力してくれるようになった。

《デメリット》
・働く前より家庭での時間が短くなった
朝の準備、職場で携わる新しい業務、保育園への送り迎え、帰宅後の子どもとの時間や家事など、働く前より家庭での時間がタイトに。できる限りきっちりこなしたい私としては、すべてが完璧にできなくなり、ストレスを感じた。また、どうしても子どもとの時間が減ってしまうので、子どもにしっかりと愛情が注げているのか不安になる時がある。

・働きに出ることで新たな出費が生まれた
子どもの保育料や、衣服、化粧品、美容代、ちょっとしたコンビニでの買い物など、働く前とはまた違うお金がかかってしまうことがわかった。

働くことで改めて分かったこと、感じたことは多くある。子育てしながら働くことが、私自身だけでなく、家族にとっても一つの節目になると感じた。だからこそ今悩んでいるママたちに伝えたい。仕事と家庭の在り方は、ママ1人で悩むことではなく、家族でいろいろと話し合い考えながら進んでいけばいいのではないかと。

ママの仕事復帰は、きっと家庭にとっても社会にとっても新しい風を吹かせてくれる。これからもっともっとママたちの社会復帰が歓迎される世の中になることを願っている。

問い合わせ
株式会社クラス
田中由佳
Mail:y-tanaka@kras.co.jp

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