「働く女性」という言葉、最近はあまり使わない気がします。
女性が働いていても「当然、普通のこと」である意識が浸透してきている良い傾向ですよね。
でも「ママ」が働くことは「ワーキングマザー、ワーママ」のように、いろいろな所で耳にします。
ライフイベントで〝結婚〟は男女共にありますが、〝出産〟は女性だけ。
この出産が、女性の休職や離職、退職を考えるタイミングのひとつになります。
先日、出産を機に退職した人と面談しました。
彼女は、大学卒業後に地方から出てきて大阪で就職。
そこで総務とエンジニアをしっかりと経験してきました。
結婚後、妊娠が分かり上司には育休の取得を勧めてもらったそうです。
ただ復帰しても育児との両立となると、これまで通りに働くことはできないと思い退職することに。
育児もひと段落し、子どもを保育園に預けて再度働くことを決め、今回転職サービスの利用を考えました。
エンジニアの経験があるので、応募先も多く、ブランクを感じさせないコミュニケーション力で難なく内定をいただきました。
しかし彼女は辞退。
理由は「子どもの送り迎えの時間があり、時間の制限を考えると再考したい」とのことでした。
ここで「働くのはやはり辞めよう」となるわけではなく、自分のライフスタイルに合った企業を探すという選択をした彼女を見て「ママになっても働きたい女性は多くいる」と再認識。
スキルやその人の持つ魅力がどれだけあっても、様々な制限によって働く場が狭まってしまうとジレンマを生みます。
でもやはりそこで「ママだから」を理由にして欲しくない。
私たちは見識のある企業、意欲あるママたちの架け橋になりたい。
再就職を考えるママたち、ぜひ今抱えている不安や、理想の働き方を私たちに教えてください。
たくさんの意見を受け入れ、企業と共有し、これからのみなさんの働きやすさにつながるよう、私たちは尽力していきます。