年々、確実に増え続けている女性の非正規雇用者。現段階では、女性の【2分の1以上】が非正規雇用で働いているというのです。これは、男性の【4分の1以下】という結果と比べると、もはや大問題のように感じられます。
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非正規雇用とは
非正規雇用とは、正社員以外の雇用形態を指します。具体的には、パート、アルバイト、契約社員、派遣社員などが挙げられます。
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- パート: 時間制で働く雇用形態で、週20時間未満の勤務が一般的です。
- アルバイト: 労働時間や仕事内容が短時間で、雇用期間も短期間の場合が多いです。
- 契約社員: 契約期間が定められており、その期間が終われば雇用契約が終了します。
- 派遣社員: 派遣会社と雇用契約を結び、派遣元から派遣先企業へ派遣される雇用形態です。
近年、非正規雇用は増加傾向にあり、その理由には、企業側の労働コスト削減や人材の柔軟な活用などが挙げられます。
なぜ女性の非正規雇用者が増えたの?
女性の非正規雇用が増加した背景には、様々な要因が考えられます。
経済状況
近年、不景気や雇用不安が続き、正社員として安定した雇用を得ることが難しくなっています。そのため、自分の都合の良い時間に働ける非正規雇用を選択する人が増えています。
企業側のコスト削減
企業側にとっても、非正規雇用は正社員に比べて人件費を抑えられるため、コスト削減の手段として利用されています。特に、短時間労働や契約期間が限定されている非正規雇用は、企業にとって柔軟な人材活用を可能にします。
働き方の多様化
近年、ワークライフバランスやライフスタイルの多様化が進み、自分の時間を自由に使える働き方を求める人が増えています。非正規雇用は、子育てや介護など、自分の都合に合わせて働けるため、そのようなニーズに対応しやすいという側面もあります。
自分の都合の良い時間に働きたい
時間に縛られずに、自分のライフスタイルに合わせて働きたいというニーズに応えるため、非正規雇用を選択する女性が増えていると考えられます。というのも、総務省統計局が平成30年におこなった労働力調査で、驚く結果を目にしました。女性活躍推進法に基づきが女性の社会進出が進められても、ここまで非正規雇用者が増えた理由には彼女たち本人の考えが大きく関係していました。彼女たちがこの雇用形態を選ぶ理由の1位が、「自分の都合のよい時間に働きたいから」で、427万人という結果でした。その他の回答として、2位が312人で「家計の補助・学費等を得たい」、3位が247万人で「家事・育児・介護などと両立したい」という結果となっていました。(参考:「労働力調査(詳細集計)平成30年(2018年)平均(速報)結果の概要」https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/dt/index.html)2位や3位のような、経済状況や家庭状況を考慮した理由で非正規雇用を選択している女性が多いかと思われる反面、それを抜く「自由な時間の確保」という考えが定着してきている点に、時代の変化が見受けられました。
働き方への価値観が重要視される時代へ
女性の非正規雇用者の増加は、企業がまだまだ女性の正規雇用の体制を整えていないことも大きな問題ではありますが、女性自身の考え方も影響しているのではないでしょうか。それぞれの価値観は違いますが、多くの女性が豊かな人生を送れる社会にするためにも、国や企業だけではなく個人がしっかりと考えていかなければなりませんね。
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