年々、確実に増え続けている女性の非正規雇用者。現段階では、女性の【2分の1以上】が非正規雇用で働いているというのです。これは、男性の【4分の1以下】という結果と比べると、もはや大問題のように感じられます。
なぜ女性の非正規雇用者が増えたの?
では、なぜ女性の非正規雇用者が増え、ここまで男女で雇用の差が生まれてしまったのでしょう。昔から、女性は結婚や出産、育児などライフイベントが多くあり、そのステージを迎える度に仕事を諦めてきたといわれています。
仕事を辞めて家庭に入るのは、女性にとって「普通」の選択でした。しかし、「女性活躍推進法」が定められた現代の日本では、同じことがいえるでしょうか。
総務省統計局が平成30年におこなった労働力調査で、驚く結果を目にしました。女性活躍推進法に基づきが女性の社会進出が進められても、ここまで非正規雇用者が増えた理由には彼女たち本人の考えが大きく関係していました。
彼女たちがこの雇用形態を選ぶ理由の1位が、「自分の都合のよい時間に働きたいから」で、427万人という結果でした。その他の回答として、2位が312人で「家計の補助・学費等を得たい」、3位が247万人で「家事・育児・介護などと両立したい」という結果となっていました。(参考:「労働力調査(詳細集計)平成30年(2018年)平均(速報)結果の概要」https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/dt/index.html)
2位や3位のような、経済状況や家庭状況を考慮した理由で非正規雇用を選択している女性が多いかと思われる反面、それを抜く「自由な時間の確保」という考えが定着してきている点に、時代の変化が見受けられました。
働き方への価値観が重要視される時代へ
女性の非正規雇用者の増加は、企業がまだまだ女性の正規雇用の体制を整えていないことも大きな問題ではありますが、女性自身の考え方も影響しているのではないでしょうか。
それぞれの価値観は違いますが、多くの女性が豊かな人生を送れる社会にするためにも、国や企業だけではなく個人がしっかりと考えていかなければなりませんね。
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