導入事例

【導入事例のご紹介】弥生株式会社様~後編~

※こちらは【後編】です。【前編】もぜひご覧ください。
【導入事例のご紹介】弥生株式会社様~前編~

【導入事例のご紹介】弥生株式会社様~後編~

実際のオフィスの風景

採用に対するお考えや課題

――今抱えている具体的な採用課題について、詳しく教えてください。

(伊藤様)今回、大阪で新しいエージェント様を開拓することになった背景としては、昨年と比べて採用スピードが落ちていて、ご入社される絶対数が少なくなっているという課題があったからです。ただ、弊社は昨年から正社員採用のフェーズが始まったばかりということもあり、当初はうまくいくのか不安なところもありました。

しかし、ご入社された方々が実際に活躍する姿をみて、当初と比べて私たちの人材の評価に対する目線が上がってきたこともひとつの理由ではないかと思います。丁寧に人材を評価しつつ積極的に女性を採用しようという目線になっています。

一方「市場」という観点で見ると、昨年はコロナウイルスの影響もあり採用活動を控えていらっしゃる企業様も多かったのですが、幸い弊社はずっと継続できていたので優秀な方も採用できていたと思います。ただ、徐々に採用活動を再開される企業様が増えていくなかで、競合が激しくなったのも課題のひとつになっているところです。

この競合という課題に対し、どのようにして弊社に振り向いてもらうかということに取り組んでいます。

弊社が求めている人材として「バリバリ働いていたけれどこのまま続けるのは体力的に難しいかも」「でも仕事も諦めたくない」という女性にアピールしたいと思っていて、現状そこにアプローチできていないとすればそこを丁寧におこない、ひとつの施策として注力していきたいと考えています。

――現場でご活躍されている方について、詳しく教えてください。

(伊藤様)実際に今ご活躍されている方は、これまで証券会社や保険会社などで営業として働いていらっしゃった方や人材業界の方が多いです。

このような方々はさまざまなお客様の問題解決をされてきているので、どのようなニーズがあるのか、そのニーズに対してどのような提案ができるかを考え端的にお伝えできるスキルがあると思います。

弊社では、主に電話やメール、チャットなどのツールを使用してお客様対応をするのですが、これまで対面営業をおこなってきた方々にとって、このようなツールを使っての説明は「お客様の反応を見ることができないので今まで以上に難しい」と考える方も多いようです。

ですが、対面営業で培ってきた経験があるからこそお顔が見えない状況でも考え行動することができ、結果的にはうまくいくのではないかなと思っています。

――外勤営業をしてきた方々にとって、「内勤営業はキャリアを下げてしまうのでは?」と思うかもしれないですが、今のお話を聞いていると「お客様のお顔が見えない状況で問題解決する」のは難しいことですし、それができる方はすごく能力が高いですよね。

(伊藤様)弊社は担当制ではないので時間をかけて同じお客様と関係性を築いていくということはなく、その場で対応しなくてはなりません。問題解決にあたり「即時性」が求められるためその分対応力が必要ですし、仕事を通して高いスキルが身についていくのではないかと思います。

――仕事内容を詳しくお聞きすると、単に質問にお応えするだけの業務ではないことがよくわかります。ただ、御社の仕事内容と候補者が抱いているイメージには、ギャップがあるように感じます。「コールセンターとの違いは?」「クレームを言われる部署なのでは?」とお考えの方もいるかもしれませんよね。このようなギャップに対し、どのような工夫をしていらっしゃるのでしょうか。

(伊藤様)ギャップを生む1つの理由として「仕事の名称」にあるかなと思っています。単なるお問い合わせ対応やコールセンターというわけではなくお客様への貢献というところで「もっと能動的なお仕事だ」と捉えていただけるようネーミングも工夫しております。

あとは、説明会で会社のことを知っていただくことで「もっとやりがいがある仕事なんだ」と感じてもらえるよう、PR活動をおこなっています。

 

今後採用したいと思っている人材像

――今、コロナウイルスの影響もありビジネス環境は大きく変容しています。御社は圧倒的な認知度のある企業様ですが、今後流動的に環境がかわっていくことで新たなライバルや競合があらわれるかもしれません。そのような将来を考えたとき、今後どのような人材をキャッチしたいとお考えですか?

(伊藤様)先ほど「自立した人材」とお伝えしましたが、弊社は中途採用者が全体の約90%以上なので、入社後安心して業務をおこなえる環境やマニュアル・制度を備えています。

ただ、それがある意味危険で「受け身になってしまう」という懸念があるんです。というのも、研修が充実していることはよいことですが、それゆえに「待っていてもそのチャンスやタイミングがやってくる」という受け身な思考を育てかねないと危惧しているところもあります。ですので、このような研修制度や環境だけに満足せず、ご自身からさまざまなことをキャッチアップしていく方を採用したいです。

――実際にご入社された方のなかで、働くうえでのマインドやスタイルがかわったという方はいらっしゃるでしょうか?

(伊藤様)年に1回「ゴールデンアロー賞」という部門ごとに優秀者を表彰する制度があります。日々の業務改善や新たな取り組みで得た知見やノウハウを表彰するのですが、勤続年数に関わらず、たくさんのエントリーがあります。入社1年目の方からもエントリーがあるんです。

【課題に気づく→改善策を練る→実践・継続する→結果を分析する】というPDCAと、それをみんなに共有するという風土が根付いているんだな、と感じます。

――福利厚生や環境だけでなく、働く社員同士で刺激しあっているというのもモチベーション維持につながっているのでしょうね。

(伊藤様)そうですね、社員のなかには社労士や税理士の資格取得のために勉強している方もいるので「自分も何かがんばってみようかな」とか、意識を高く持って働くことができるのだと思います。

――大きい会社ほど業務や部署も細分化されてしまうので社員のマインドセットが難しいように思うのですが、御社はしっかりとされているんですね。

(伊藤様)それについては、全社的に年に1回の総会で現状やビジネス戦略など会社の方向性を全社員に伝えるようにしているので、意思の統一は図れていると思います。また、中途入社の方にもきちんとその内容が伝わるよう、途中の段階でもそのような機会を設けています。

 

クラスに期待すること、求めること

――さいごに、クラスに今後期待すること、求めることをお聞かせください。

(伊藤様)御社は、候補者お一人お一人のライフプランやキャリアデザインをしっかりと面談でヒアリングするなど丁寧な対応をしていらっしゃると思っています。この丁寧な対応でミスマッチが防げると思います。

また、弊社が提供できる仕事や環境がその方の考え方に合っているのか、きちんとすり合わせされていることがすごく大切だと思います。ですので、御社には「候補者への丁寧なアプローチ」を期待しております。

今回、伊藤様にさまざまな側面から会社のことをお伺いしましたが、非常に丁寧に教えてくださいました。お話をきかせてもらうだけでこちらもワクワクし「働いてみたいな」と、そんな印象を持ちました。

事前に伺っていたお約束の時間をみっちり使わせていただき、貴重なお話をしてくださった伊藤様、ご協力いただいた弥生株式会社様、ありがとうございました!

【導入事例のご紹介】弥生株式会社様~後編~


■企業情報(HPより引用しております)

企業名:弥生株式会社
企業HP:https://www.yayoi-kk.co.jp/
本社所在地:〒101-0021 東京都千代田区外神田 4-14-1 秋葉原 UDX 21F
事業内容:業務ソフトウェアおよび関連サービスの開発・販売・サポート


企業様からのお問い合わせやご相談、いつでもお待ちしております。

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