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人事・採用担当者向け

母集団形成の課題とメリット|採用成功は“最初の第一歩”にあり

「求人を出したのに思っていたような反応がない」「ほしい人材になかなか出会えない」という担当者も多いのではないでしょうか。日本の労働市場は少子高齢化などによる人材不足が課題であり、とくに中途採用市場では優秀な人材を確保することが難しい状況です。そのため、このコロナ禍でも質の高い採用活動を実現するには、どれだけ効率よく母集団形成を成功させるかが大きなポイントになっています。

では、母集団形成を成功させ、自社に最大の効果をもたらすためにはどうすればよいのでしょうか。

母集団形成とは

母集団形成とは

採用活動での「母集団形成」とは、自社に興味を持ち応募してくれる集団のことを指します。選考を進めていくにつれてその集団はどんどん小さくなっていく(選考に進む人材が減っていく)ため、採用活動の最初段階・スタート地点となる母集団形成は非常に重要です。

しかし、ただ「たくさん人材を集めればいい」というわけではなく「自社にマッチした人材を集める」ことが最も大きな課題といえます。狙ったターゲットに対し適した採用手法で集めることができなければ最適なマッチングや採用は実現できません。

母集団形成のメリット

母集団形成のメリット

次に、母集団形成をするメリットについて考えていきましょう。

1.効率のよい採用活動が実現できる

採用活動には多大なコストと時間を要します。「人が足りないから」「事業を拡大したいから」という理由だけで採用活動を始めてもうまくいくはずはなく、コストと時間だけを無駄遣いしてしまうことになりかねません。採用活動のスタート地点である母集団形成にしっかり取り組むことでその後の面接でも質の高い内容が期待でき、結果的に無駄のない採用活動をおこなうことができます

2.入社後のミスマッチを防ぐことができる

時間をかけてある人材を採用した結果「すぐに退社してしまった」という経験はありませんか。早期離職の理由はさまざまですが、できるかぎりミスマッチをなくしたいものです。当初から狙い通りの母集団形成が実現できていれば、選考の時点である程度スクリーニングやマッチング度合いをチェックできるため、意図していない人材を採用することを防ぎ入社後のミスマッチも減らせます。そうすれば、結果的に社員の定着率も向上し長期的な成果も期待できるでしょう。

3.企業の成長につながる

無駄のない採用活動ができ入社後のミスマッチを防ぐことができれば、社員がじっくりと腰を据えて仕事に取り組むことができます。また、企業としてもその人材の成長を長期的に支援でき企業成長も期待できるでしょう。採用の成功は企業にノウハウとして蓄積していくことができ、大きな財産となるためその後も大いに役に立ちます。

母集団形成の注意点

母集団形成にはたくさんのメリットがありますが、失敗しないためにはいくつか注意したいポイントもあります。続いて、母集団形成の注意点をみていきましょう。

1.採用課題をあらゆる視点で考える

先にも述べましたが、採用するときには「なぜ採用するのか」という目的や理由を明確にすることが大切です。採用が難しくなったことは市場全体の人材不足も大きな問題ですが、企業それぞれにも課題や問題があるはずです。

これまでの採用活動では、どんなことに苦労しましたか?現在設定しているKPIは正しいですか?選考を担当する面接官の質にムラはありませんか?早期離職してしまった人材の退職理由はきちんと把握できていますか?……採用は、あらゆる視点でとらえ成功と失敗をノウハウとして蓄積していくことでより正確なデータがわかってきます。あらゆる視点をもって課題を浮き彫りにしていきましょう。

2.中長期的な視点で検討する

企業成長には社員の定着が欠かせません。そのため、短期的な目的だけで採用をするのではなく、企業の事業計画・経営計画などをもとに長期的な視点で考えるようにしましょう。今後も人材不足は労働市場での大きな課題として残ることが予測され、業務の効率化や社員のITスキル向上を要する時代となるでしょう。先を見据え、たとえばITやDXに詳しい人材を早期に確保しておくことも検討してみてもよいのではないでしょうか。

関連記事:
IT業界が人材不足である理由はここに!?|企業が今やるべきこと
DX人材の採用と育成|今後はIT業界以外でも必要となる人材に

3.現場の声を聞く

よく、現場と本部では価値観の相違が起こります。この価値観の相違が採用や人材育成において問題となることがあります。現場の負担が大きくなると生産性も低下してしまいますが、定期的に現場の声を聞くことで「本当の課題は何なのか」がわかり、問題の本質を見つけるヒントになるでしょう。机上で導いた結論だけを鵜吞みにせず、ぜひ現場の声を聞いてみてください。

母集団形成を成功させるプロセス

母集団形成を成功させるプロセス

母集団形成が成功すれば、のちの選考活動でもよい結果が期待できます。ではここで、母集団形成を成功させるプロセスについてみていきましょう。

1.採用の目的・理由を明確にする
2.ターゲット・ペルソナを明確にする
3.予算・スケジュールを検討・決定する
4.採用手法を検討・決定する
5.採用活動を実行する

このように、母集団形成を成功させるには、ひとつひとつの工程が大切です。とくに、採用の目的やターゲットが明確に洗い出されていないとうまくスクリーニングすることができず、意図しない人材を採用することになってしまいます。

たとえば、プロジェクトの成功や明確な売り上げ目標に対しどのような人材を何人採用すれば達成できるのか、全体のスケジュールを把握しながら考えるようにしましょう。スケジュールによっては非常にスピード感をもって取り組まなくてはならないケースがあり、それによって採用手法も変わります。選考に入れば、限られた時間で人材を見極めなくてはならないのでベースづくりを徹底しておきましょう。

適宜、修正と調整で見直しを図ることが大切

採用活動を始めたら、そのまま進めていくだけでなく同時に見直しや改善を入れることも重要です。なぜなら、課題や市場も変化していくからです。採用活動をスタートしたら、適宜見直しと改善を加えていきましょう。そうすることで、より確度の高い採用を実現することができます。見逃している課題や問題がないか、現場との相違やズレがないかなどを確認するようにしましょう。

また、近年はさまざまな採用手法(後述)を取り入れ、優秀な人材を自社に呼び込む努力をしている企業もたくさん見られます。現状を見直すときには、従来からの採用手法自体にも問題がないか改めて考えてみてもよいでしょう。

母集団形成には自社に適した手法を選ぶこと

母集団形成の手法としては、自社のHPやSNSを使った募集のほか求人媒体や既存社員を通したリファラル採用、人材紹介、ヘッドハンティングなどが挙げられます。それぞれに特徴がありますが、いずれもメリットとデメリットがあるためじっくりと検討するようにしましょう。トレンドの手法で採用活動を始めても、自社のターゲットに届かなくては最適な母集団形成は実現できません。上記で解説した「採用の目的」「ターゲット」をもとに、自社に適した手法で母集団形成を目指すようにしましょう。

現在は、コロナ禍の影響もあり、説明会やイベントを含む多くの採用活動がオンライン中心になっています。若い世代も気軽に参加しやすく便利なものですが、バーチャルでの採用活動ばかりとなると互いの印象がわかりにくかったりコミュニケーションのズレを感じてしまったりすることもあります。オンラインを中心にしつつもうまくリアルの場も活用し、バランスのよい採用活動に取り組むようにしましょう。

クラスは最適なマッチングをサポートします

クラスは最適なマッチングをサポートします

弊社、株式会社クラスは、関西を中心に人材紹介をおこなう人材紹介会社です。自社ですべての採用活動をおこなうとなると多大な時間とコストをかけなければならず、とくに中小企業では担当者1人1人の負担が大きくなっていませんか。

弊社は企業と転職者の間に立ち、双方の声を最短かつ丁寧に届けて互いにミスマッチが起こらないよう尽力しております。弊社のコーディネーターが企業における課題や希望を細かくヒアリングしスクリーニングをおこないますので、採用活動における多大な労力を削減することができるでしょう。ぜひ一度、クラスにご相談いただけますと幸いです。

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