人材業界について

「ポテンシャル採用」未経験へのチャレンジは何歳までがベストか?

多くの企業が通年採用を取り入れ始めている。その中で目立つのが「ポテンシャル採用」という文言。反対語は「キャリア採用」になるが、「ポテンシャル採用」は今までの経歴・経験に関係なく、これから発揮されるであろう潜在的能力を重視して選考をするというものだ。新卒は言わずもがな「ポテンシャル採用」が99.9%であるが、中途採用の場合、どの年齢まで「ポテンシャル」を重視するのであろうか?また、未経験分野へのチャレンジは何歳までがベストであるか、考えていきたい。

ビジネスパーソンの求人市場価値は一般的に以下のような数値が示される。
(以下参考:35歳までに読むキャリアの教科書 渡邊正裕著)

【ポテンシャル+稼げる力】
・新卒:100+0=100
・28歳:80+30=110
・33歳:50+40=90
・38歳:20+50=70

あくまで平均値の話だが、ポテンシャルの価値は新卒期から順に下がっていく。数値をみると、未経験分野へのチャレンジは年齢を追うごとに難しくなるが、20代前半とポテンシャルで戦えるのは、「30歳まで」ともいえそうだ。それ以降は、ポテンシャルという武器は新卒の頃より、半減してしまうため、「30がラストチャンス」かもしれない。通年採用を取り入れ始めている企業でも「30歳以下、ポテンシャル採用実施」と謳う企業が多数であり、この「30歳」は一つの基準になっていると考えられる。

スティーブジョブズの「(キャリアは)点と点を結び線を成す。それは後ろを振り向いて気付くことである」という名言にもあるように、キャリアは前はわからず、後ろを振り返ってやっとわかるものである。チャレンジしたい人にとって5年後、10年後の自分からみて、どのような線(キャリア)を描いていたいかでチャレンジする方向を決めるのも一つの方策であろう。そして、そのチャレンジは30歳までがベストだともいえる(転職を繰り返すなどは勧めないが)。
そのチャレンジで気を付けたいのが、「思っていたものと違う」というリアリティショックで転職を繰り返してしまうことである。「ポテンシャル」は若いうちが高い価値があるといっても、コロコロ心変わりしてしまっては、元も子もない。現実と理想の妥協点はしっかりつけることが肝要だ。

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