「女性の活躍」「女性の社会進出」「女性雇用」に積極的な企業が増えています。とはいえ、性別の格差がなくなったとはいえず今も多くの女性が働く環境や働き方に悩み、制限されていることも多いのではないでしょうか。この記事では、企業が活躍する人材を採用するためにやるべき方法をご紹介します。
活躍人材を探す方法はあるのか
活躍人材を探す方法はひとつではありません。今日では採用手法も多様化し、自社に適した人材を集めるために各企業がさまざまな努力をしています。なかでも中途採用は、事業拡大のために即戦力を必要としていたり人手不足を解消したりするために有効な手段です。新卒採用とは異なりすでにもったスキルや経験をすぐに成果へと結び付けてもらうことを期待しています。
しかし、「経験者採用でも思ったような成果が生まれなかった」「期待していたほどの戦力にならなかった」などと感じた方もいらっしゃるでしょう。そこで「自社で活躍するのはどんな人材なのか」を事前に知ることができれば採用活動の失敗も減らすことができるはずです。どんな工夫をすれば効果の高い採用活動が実現できるのでしょうか。
活躍人材を見極めるにはスクリーニングがヒントに
そこでひとつの要素となるのが、スクリーニングです。効果的なスクリーニングができれば、より自社に適した人材と質のよい選考を進めることができます。スクリーニングによって無駄をなくすことで優秀な人材に出会えるチャンスにもなります。
スクリーニングの方法として活用される手段のひとつが、適性検査です。今、多くの企業で適性検査を導入し、書類選考や面接ではわからない情報をキャッチしようと幅広く活用されています。
適性検査のメリット
適性検査とは、書類や面接ではわかりにくい基礎的な資質や性格などを数値化できるものです。既存社員に適性検査を受けてもらいそのデータを分析すれば、自社の活躍人材や反対にパフォーマンスの上がりにくい人材はどのようなタイプかを数値化することができます。
たとえば自社で活躍する人材を見つけるとき、第一印象や面接での話し方などから求職者の人柄を判断することが多いのではないでしょうか。また、過去の経歴や実績から「自社でハイパフォーマンスを生みだしてくれるだろう」と判断することもあるでしょう。もちろん、経歴や能力は仕事をするうえで重要なポイントです。
しかし、経験やスキルが備わっていたとしても自社が求めている人材でなければ期待していた成果を生むことができないおそれもあります。つまり、単に「優れた人材」ではなく「自社で活躍できる人材」を採用することが成果を生むための最短ルートなのです。
適性検査による活躍人材分析の例
ひとつの例として、当社が導入している適性検査「アッテル」についてご紹介いたします。
(例1)アッテルによる8つの分類
適性検査「アッテル」では活躍人材について細かく分析し、下の図のように8つのタイプに分類しています。人材がどのような性格をしていて、仕事においてどのようなパフォーマンスをするのかが可視的にわかるようになります。
(例2)同じ業界2社を比較
そして、先ほどの調査を同じ業界の2社でおこないグラフ化したものが以下の図です。
2つのグラフから読み取れること
それぞれ結果を見てみると、会社によって高評価となりやすいタイプの人材が異なっていることがわかります。たとえば、A社なら「イノベーター」タイプが54%、次いで「クリエーター」タイプが37%と多いです。B社なら「エクスパンダー」タイプが50%、次いで「サポーター」が37%と多くA社とは全く異なります。
チームや企業として成果を生むためには、自社の企業理念や文化に合った人材を見つける必要があるといえるでしょう。適性検査は入社後のマネジメントにも生かすことができるので、チームや企業としてより高く長期的な成果を期待できるのではないでしょうか。
出典:株式会社アッテル「活躍する人材の資質とは?(5000人の適性検査×年収の結果)」
「性別」による差をなくし活躍人材を採用しよう
これまで男性が活躍することの多かった企業でも、適性検査をもとに分析してみると凝り固まった採用基準や考え方を見直すことができます。それにより新しい人材に出会う可能性がみえるかもしれません。「性別」というフィルターを取りはらい自社に合った人材を採用するためにも女性の採用を検討してみてはいかがでしょうか。
参考記事:女性を採用するメリット|女性の社会進出はどんな利益をもたらすか
株式会社クラスでは、関西を中心に女性に特化した人材紹介サービスをおこなっております。企業が求める人材をご紹介することが可能です。採用活動にお悩みや課題がございましたら、お気軽にご相談ください。
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